錫光T.I.N.(ティーアイエヌ)工房は、 「現代の名工」(2001)にも選ばれた錫師 中村光山に よって創業された錫器製作の工房である「錫光」が カレッジ事業として開講する、錫工芸の後継者育成の ためのカリキュラムです。
錫工芸職人
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R2事業再構築
錫器とは
半田やメッキに使用される錫を用いて作られた、酒器や茶器などの様々な容器のことです。飛鳥・奈良時代に中国から我が国に伝えられたといわれ、茶が伝来した時の茶壷が錫器であり、奈良の正倉院には錫製の瓶子型容器をはじめ、二・三点が宝物として納められています。
その後、酒器や茶器は社寺をはじめ、貴族・武士階級に愛用されてきました。
T.I.N.とは
「tin」とつづれば、素材の「錫」の英語表記ですが、3文字それぞれにある意味合いが込められています。
「T」は、錫光の座右の銘「次百(つくも)」の頭文字。現状に満足せず、次の百点を目指して常に精進せよという職人のこだわり。「I」は、「一隅を照らす」の頭文字。片隅の小さな仕事かもしれないが、自らがやる意味が必ずあるという気構え。「N」は、錫光を設立した先代の「中村光山」の頭文字。ロクロ挽き錫器の職人としては国内で初めて「現代の名工」となった先代の手技や精神性を学び探求していくこと。
伝統的な錫師の基本技術としては「鋳造」「板もの」「ロクロ挽き」があります。
当工房では、特に「ロクロ挽き」の技術を習得していただくことを目的としています。「ロクロ挽き」で作られた錫器が正倉院に器物が現存することから、1000年以上前からある伝統技術です。錫光で学ぶことで、全国でも数少ない技術保持者の一人となることができます。
「錫器製作の伝統的技法を学びたい」「技術全般ではなくても、レベルに応じた技術を習得したい」「いきなり錫師を目指すのはハードルが高いけれど、実践的な体験をしたい」など、体験レッスン的なアプローチから、将来的に錫工芸の職人を目指したい方まで目的に応じた3段階のコースによって、錫器製作の技を学び探求することができます。
当工房では、特に「ロクロ挽き」の技術を習得していただくことを目的としています。「ロクロ挽き」で作られた錫器が正倉院に器物が現存することから、1000年以上前からある伝統技術です。錫光で学ぶことで、全国でも数少ない技術保持者の一人となることができます。
「錫器製作の伝統的技法を学びたい」「技術全般ではなくても、レベルに応じた技術を習得したい」「いきなり錫師を目指すのはハードルが高いけれど、実践的な体験をしたい」など、体験レッスン的なアプローチから、将来的に錫工芸の職人を目指したい方まで目的に応じた3段階のコースによって、錫器製作の技を学び探求することができます。